早期リタイアを実現させる為に

このページでは、早期リタイアを目指す相談者(30代・男性)からの相談事例をご紹介します。

事例の後には、「早期リタイアを実現させる上で知っておくべきポイント」や「早期リタイアを目指す方が陥りがちな間違い」についての解説も行いますので、FIREなどと呼ばれる早期リタイアを目指したいとお考えの方は、ぜひ、最後までお読み下さい。

※このページでは、一般的な定年よりも早い時期での引退を検討されている方の参考になる事例をご紹介しています。定年後、または、定年が近くなってからの引退についての事例をお知りになりたい方は、こちらをご覧下さい。また、退職して、これまでと全く異なるキャリア(独立開業や起業など)を検討されている場合の事例をお知りになりたい方は、個別にお問い合わせ下さい。

早期リタイアについての相談事例

まず、エフポータルでの相談事例を、会話形式でお読み下さい。

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エフポータル

エフポータルの相談をお申し込み頂き、有り難うございます。早期退職によるリタイアを目指したいとの事ですが、もう少し詳しく事情をお伺い出来ますでしょうか。

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相談者

早期リタイアを扱った本を読み、私も早期リタイアを目指したいと思っています。具体的には、50代前半では仕事を辞めてリタイアしたいと考えています。

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エフポータル

早期リタイアを実現させる為のプランとして、具体的な計画を既にお考えですか?

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相談者

○○という本で紹介されていた内容に従い、これから○○という運用方法で○円の貯蓄を目指すつもりです。

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エフポータル

解りました。しかし、運用商品ありきで検討を進める事は、あまりお勧め出来ません。

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相談者

そうなのですか?

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エフポータル

はい。早期リタイアに必要な準備は、その方によって異なります。お勧めできる資産運用の方法も、その方が抱えている事情によって異なります。合わない運用商品で運用しても、早期リタイアの実現は難しくなります。

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相談者

では、どうやって、私が行うべき資産運用の方法を決めれば良いのですか?

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エフポータル

運用について考える前に、まず、「リタイア後に必要となる生活費を、どのように賄うのか」という計画を、しっかりと立てるべきです。

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エフポータル

「○円を貯めてリタイアすれば良い」といった考え方をされている方も多いのですが、日本では長生きされる方も多くいらっしゃいます。この為、そのような考え方でリタイアしてしまうと危険なケースも多いのです。

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相談者

確かに、貯蓄を取り崩しながらの生活だと、長生きのリスクはありますね。

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エフポータル

その通りです。年金などの老後の収入は、その人によって大きく異なりますし、想定すべきリタイア後の支出も様々です。ですから、それらの要素を確認した上で、リタイア後の生活が破綻しないような計画を立てる事が大切です。

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相談者

なるほど。では、そのような検討をお願い出来ますか。

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エフポータル

解りました。では、最初に、55歳で早期リタイアされた場合のCF表を叩き台として作成させて頂きます。資産運用の方法については、一旦、予定されていた○○で運用する前提でシミュレーションを作成させて頂きます。

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エフポータル

CF表を作成すると、お考えの計画の「実現性」や「改善すべきポイント」を確認する事が出来ます。問題点が見つかった場合には、CF表をもとに分析を行い、より実現性の高いプランを提案させて頂きます。

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相談者

よろしくお願いします。

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エフポータル

では、リタイア後の生活に関するシミュレーションに強いFPがおりますので、その者を担当者とさせて頂きます。お手数ですが、この後、CF表作成に必要となる資料の提出や質問への回答をお願いします。

~CF表作成の為のヒアリング(略)~
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エフポータル

CF表の作成が完了しました。まず、簡単に概要を説明させて頂きます。

~完成したCF表についての説明(略)~
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エフポータル

次に、このCF表を用いて、「早期リタイアを実現させる為のポイント」について説明させて頂きます。

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エフポータル

まず、55歳で早期リタイアされた場合、65歳の年金受給開始までの生活に問題はない事が確認出来ました。

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相談者

そうだと思います。

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エフポータル

しかし、お考えの早期リタイアのプランを前提とすると、残念ながら、○歳で貯蓄がゼロになり、その後の生活が破綻してしまう事が解りました。

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相談者

そうなのですか?

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エフポータル

はい。年金受給額の低さが原因の一つです。特に○歳以降は収入で生活費が賄えない割合が増し、貯蓄が急激に減少する事が解りました。

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相談者

困りましたね。では、どうすれば良いのですか?

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エフポータル

早期リタイアを失敗させない為には、「リタイア後の生活費」を見極め、その上で、「リタイア時の貯蓄」と「リタイア後の収入」で、リタイア後の生活費を賄えるような計画を立てる必要があります。この3つのバランスをしっかりと取る事が大切です。

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エフポータル

生活費については、既に見直しがされており、想定されている生活費を更に削る事は難しいという分析結果が出ています。この為、リタイア後の収入を増やさない限り、長生きによる破綻リスクを回避するのは難しいと分析されます。

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相談者

解りましたが、リタイア後の収入をアップさせるような事が可能なのでしょうか?

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エフポータル

資産運用についての考え方を少し見直して頂き、リタイア後にも収入が継続して得られるような資産形成を目指す事をお勧めします。少し運用の難易度は上がりますが、例えば、○○や○○といった運用方法であれば、そのような資産運用が可能です。

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相談者

資産運用は初めてなのですが、そのような運用が私にも出来るでしょうか。

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エフポータル

ご安心下さい。運用の方針が固まった後には、不安なく運用を初めて頂けるよう、様々な支援をさせて頂きます。

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相談者

ありがとうございます。

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エフポータル

また、年金も受け取り方によって受給額を増やす事が出来ます。分析結果からは、そのような手法を組み合わせる事で、リタイア後の支出を収入の範囲内に収められる可能性がある事が解っています。

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相談者

色々な事を考えないといけないのですね。

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エフポータル

はい。考慮しなければならない要素は多岐にわたります。そして、早期リタイアを実現させる為には、それらの要素をうまく組み合わせる必要があります。

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相談者

では、私にあった具体的な計画を提案して貰えませんか?

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エフポータル

解りました。では、資産運用の見直しも含め、早期リタイアを実現させる為のプランを検討し、提案させて頂きます。プランが固まった後には、専門的な資産運用が可能な業者の紹介なども含め、実行の支援をさせて頂きます。

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相談者

よろしくお願いします。

~資産運用の見直し相談へ(略)~


※プライバシー配慮などの為、一部の内容を修正させて頂いております。

早期リタイアを実現させる方法

日本でも早期リタイアを目指される方は増えています。

しかし、日本では長寿化が進んでおり、貯蓄を取り崩しながらの生活では貯蓄が足りなくなってしまうリスクがあります。この為、多くの方がお持ちの、「一定の額の貯蓄さえ出来れば、早期リタイアしても問題ない」という考え方は危険です。

今回の事例でも、「単純な貯蓄では、早期リタイアを実現させる事は難しい」という分析結果が出ました。この為、「とにかく貯蓄する」という計画を修正し、「リタイア後の収入を増やす」というプランに切り替える提案をしています。

実は、早期リタイアを実現させる為には、人によって大きく異なる「リタイア後に期待できる収入」や「リタイア後に必要な支出」を適切に見積もり、シミュレーションを行う必要があります。

なぜならば、シミュレーションの結果によって、引退時に目標とすべき貯蓄額は大きく変わるからです。また、貯蓄額以外についても、「対応しないといけない点」が見つかる事も多く、そのような観点からも、シミュレーションは欠かせません。

なお、適切な「資産運用の方法」については、「シミュレーションの結果」と「その方が抱えている様々な事情」を踏まえた検討を行う事で、自然と導き出される事になります。

良く誤解されている点ですが、「万人向けのプラン」は存在しません。早期リタイアを実現させる為には、「その人に合ったプラン」をしっかりと検討する事が不可欠です。そして、そのプランに沿った準備を行う事で、始めて早期リタイアは実現できるものなのです。

早期リタイアの為の準備の難しさ

ただし、早期リタイアを実現させる為の準備には、様々な専門知識が必要となります。

例えば、シミュレーションの前提となる「日本の年金制度」や「老後の為の貯蓄制度」は複雑です。特に、通常の定年より前にリタイアする為に必要な情報は特殊であり、一般の方が把握するのは困難です。

また、早期リタイアを目指す場合、専門的な手法を組み込んだ準備を行った方が良いケースが多いのですが、そのような検討を一般の方が行う事には無理があります。仮に検討が出来たとしても、実行段階で失敗してしまう可能性が高いでしょう。

ですから、貴方が真剣に早期リタイアを目指すのであれば、貴方にとってベストなプランを提案し、また、実行を支援してくれる専門家を見つける必要があります。

そして、早期リタイアを目指す貴方が活用すべき専門家は、ファイナンシャルプランナー(FP)です。

ファイナンシャルプランナーは、公的な制度(年金や貯蓄の為の制度など)や生活費、資産運用の専門家です。ですから、必要となる分析を行い、そして、早期リタイアを実現させる為の提案をする事が可能です。勿論、実行に関する支援も可能です。

改めて思い出して頂きたいのですが、早期リタイアは通常の引退よりも難易度が高いのです。ですから、少しお金はかかりますが、早期リタイアを目指される方は、ファイナンシャルプランナー(FP)を活用して準備を進める事を強くお勧めします。

※残念ながら、「FP相談」という名前で自社の商品を販売する為の集客を行っている事業者が少なくありません。そのようなFP相談では、貴方が必要としている支援を受ける事は難しいでしょう。また、早期リタイアの支援を得意としているFPは限られますので、早期リタイアの支援が可能な専門性を持ち、そして、本当に貴方の事を考えた提案をしてくれるFPを探すようにして下さい。


エフポータルは、FP相談の決定版を目指して開発されたサービスです。信頼できるファイナンシャルプランナーが身近にいらしゃらない場合には、エフポータルのFP相談をご活用下さい。

エフポータルでは、早期リタイアを目指される方への支援を真剣に行っています。

なお、CF表の重要性とFP相談の有用性については、エフポータルのトップページでも詳しくご紹介しております。

相談を迷われている方へ

早期リタイアを目指されている方は、以下のフォームから「現在の準備状況」や「不安に感じている事」などをお送り下さい。エフポータルを活用して頂いた場合のメリットなどを、実際に相談を担当しているFPが丁寧に回答させて頂きます(無料)。

問題を抱えたプランで準備を進めてしまった場合、早期リタイアの実現は難しくなります。専門家への相談に踏み切れない方も、ぜひ、「問い合わせをする」というところから行動を開始してみて下さい。その行動が、将来の貴方を救う事になるかもしれません。

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